スピリチュアリストには、モノに煩わされないシンプルライフがぴったりです!!(2024/2/7) 

 

川崎に住んでいた私が、鎌倉に移り住んで12年が過ぎました。

自宅に来た人は、「部屋が整理されていますね」と、声をかけてくれます。しかし、最初からスッキリしていたのではありません。数年前までは、一般家庭の3倍以上のモノがあって、ようやく現在の状態になりました。

 

我が家がモノであふれていたのは、2つの理由からです。

1つは、川崎に住んでいた当時、妻がフリーマーケットに参加することを楽しみにしていたためです。フリーマーケットの前日は、仕分けや値付けでとても賑やかでした。売れ残りは在庫となり、我が家で預かっていました。妻は、フリーマーケットを10年程続けていましたが、いろいろな事情で中断することになり、大きな衣装ケースを10箱ほど持って鎌倉に引越すことになりました。そして鎌倉に引越して数年後、妻は荷物を残して亡くなりました。

 

もう1つの理由は、義父がマンションを購入し、そこに高価な家具や装飾品をたくさん置いていたからです。義父は、マンションに友人を招いて楽しみたいという夢を持っていました。その思いは部屋のお披露目会だけで終わり、マンションを購入して1年も経たないうちに亡くなってしまいました。そのため、所狭しと置いてあった調度品や装飾品、高価なワインや日本酒などは、すべて我が家で引き取ることになりました。

 

一人暮らしの私の家には、不釣り合いで使い勝手の悪い大きな収納棚、応接セット、冷蔵庫2つ、ベッド5台、大型テレビ2台、マッサージ機など、全く必要のないものが山のようにありました。さらに、すでに亡くなっていた妻の妹の身の回り品も残っていて、処分しなければならない靴が50足以上ありました。私はモノに溢れた部屋で途方にくれました。

 

妻が亡くなる前から一緒にスピリチュアリズムの真理を学んでいた私は、残りの人生をすべて、「霊的真理の普及のために捧げよう!」と決意しました。そして「モノに押しつぶされていてはダメだ!」と思い、片っ端から片づけを始めました。知り合いに声をかけて、欲しいものがあれば差し上げました。買い取り業者にも、来てもらいました。廃棄すれば簡単でしたが、思い出があってそれはできませんでした。すべてが片付くまでに、3年程かかりました。

 

「霊的真理にそって生きていこう!」と歩み始めた私には、多くのモノに囲まれた生活は苦しいものでした。現在は、必要最小限のモノしか置いていない家で、快適に過ごしています。モノには何の執着もありません。スッキリした自宅で、読書会が開催できるようになりました。

 

シルバーバーチが教えてくれた「神の摂理にそった生活」は、ほんとうに素晴らしいです。

これからも、真理普及のために働けるという最高の恩恵に報いるために、イエスのよき道具を目指してスピリチュアリズム人生を送っていきたいと思います。